求人応募率向上コラム

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 2024.11.05

派遣と業務委託の違いについて

派遣と業務委託にはいくつかの違いがあり、それぞれの働き方や責任範囲に特徴があります。

以下に、その違いを説明します。

1.雇用関係

  • 派遣
    派遣社員は派遣会社と雇用契約を結び、派遣会社に雇用されている状態です。実際の就業先(派遣先企業)で働くものの、雇用主は派遣会社です。そのため、給料や福利厚生は派遣会社から提供されます。

  • 業務委託
    業務委託契約では、仕事の依頼を受けた側(委託者)と契約先企業の間に雇用関係はありません。委託者はあくまで業務を請け負う形となり、契約に基づいて業務を遂行します。労働の対価は契約先企業から直接支払われますが、社会保険や福利厚生は基本的に自己負担です。

2. 指揮命令権

  • 派遣
    派遣社員は派遣先企業の指揮命令のもとで業務を遂行します。就業時間や業務内容も派遣先企業の指示に従います。

  • 業務委託
    業務委託では、契約先企業の指揮命令に従わず、委託された業務の成果を出すことが求められます。基本的には「業務の完成」に対して報酬が支払われるため、働く時間や作業の方法は委託者に任されています。

3. 給与や報酬の支払い方法

  • 派遣
    派遣社員の給与は、派遣会社が定めた給与規定に基づいて、時間給または月給で支払われます。契約内容により、残業代や各種手当も派遣会社から支払われます。
  • 業務委託
    業務委託では、契約で定められた報酬が成果物や業務完了に応じて支払われるため、月ごとの固定給ではないことが多いです。時間単価ではなく、業務内容や成果に対しての報酬が支払われます。

4. 社会保険や福利厚生

  • 派遣
    派遣会社が社会保険の加入手続きを行い、派遣社員も一般的に福利厚生を受けられます。たとえば、健康保険や厚生年金、労災保険などが適用されることが一般的です。

  • 業務委託
    業務委託では基本的に自営業者として扱われるため、社会保険や厚生年金などは自己負担になります。個人で国民健康保険や国民年金に加入する必要があります。

5. 仕事の自由度と責任

  • 派遣
    派遣社員は派遣先企業の業務指示に従って働くため、業務内容や就業時間における自由度は低い傾向があります。ただし、責任の範囲は派遣先企業の指示に基づくため、業務内容が明確です。

  • 業務委託
    業務委託は仕事の進め方や時間配分が比較的自由ですが、契約で求められる成果に対する責任は高くなります。締め切りや成果物のクオリティなど、契約に基づいた基準を満たすことが求められます。

選択のポイント

派遣は「雇用される安心感」がある一方、業務委託は「成果物を出す責任と自由度」があるため、自分の働き方の希望やライフスタイル、仕事に対する責任の範囲などを考慮して選択することが大切です。

 

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