無期雇用派遣は、労働者が派遣会社に無期雇用されながら、派遣先で働くという雇用形態です。通常の派遣労働者とは異なり、派遣会社との間で無期限の雇用契約を結ぶため、契約期間が定められていないことが特徴です。具体的には、次のような点が挙げられます。
特徴
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雇用の安定性: 派遣労働者が派遣会社と無期限の契約を結ぶため、派遣先での業務が終了しても派遣会社に雇用され続けることが保証されています。これにより、通常の有期契約派遣と比べて雇用が安定します。
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給与・待遇の安定: 派遣先が変わっても、無期雇用派遣の労働者は派遣会社からの給与が安定して支払われます。仕事がない期間も、基本的に給料が支払われる仕組みです。
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派遣先での就労環境: 無期雇用派遣でも、派遣先での仕事や職場環境は一般的な派遣と変わりません。派遣先企業の指示に従って働く形になります。
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キャリア形成: 無期雇用派遣は、長期的に派遣先で働く可能性があるため、スキルや経験を蓄積しやすい環境とも言えます。派遣会社によっては、研修制度やキャリア支援を提供している場合もあります。
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適用される法律: 労働契約法や派遣法に基づいて行われており、通常の有期契約派遣と同様に派遣労働者の保護が図られています。また、無期雇用派遣の場合、派遣先での派遣期間の制限(最長3年など)は適用されません。
メリット
- 雇用の安定: 有期雇用派遣に比べて、職を失うリスクが低い。
- 収入の安定: 派遣先での仕事がない期間も給与が支払われるため、経済的な安定が見込めます。
デメリット
- 職場の自由度が低い: 派遣先の変更が難しくなる場合があり、希望する職場や仕事に就くまでに時間がかかることがあります。
- 派遣会社の支配力が強い: 派遣会社との契約が無期限であるため、派遣会社の指示に従わざるを得ない部分も多く、派遣先を選びにくいという側面もあります。
無期雇用派遣は、雇用の安定と派遣労働の柔軟性を両立させる一つの選択肢として、多くの人々にとって魅力的な働き方の一つとなっています。
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