求人応募率向上コラム

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 2025.04.17

無料で求人掲載できる求人広告方法14選|効果を出す方法や向いている企業まで解説

『採用コストを抑えたい』とお考えなら、無料の求人掲載を検討しましょう。求人検索エンジン、求人サイト、採用支援ツール、SNSなど、費用をかけずに利用できる選択肢は豊富にあります。
ただし、効果を出すには各方法の特徴を理解し、自社に合った戦略が必要です。
この記事を読めば、具体的な無料掲載サービスの活用法から、応募効果を高めるコツ、無料掲載で成果を出しやすい企業の特徴まで、詳しく分かります。

無料求人掲載の種類と選び方のポイント

無料求人掲載には、完全に無料のものから、特定の条件下で費用が発生するものまで、いくつかの種類があります。最適な方法を選ぶには、まず自社がどのような費用体系(初期費用なし、成果報酬など)を望むか明確にすることが重要です。採用規模やスピード感を考慮して検討すれば、コストを抑えつつ効果的な採用活動が可能になります。

また、無料枠でも効果を出すためには、求人情報の更新頻度や内容の工夫が不可欠です。ターゲットに響く表現を心がけ、複数のサービスを比較検討しましょう。

無料求人掲載の主なタイプ

無料での求人掲載は、主に以下のタイプに分けられます。それぞれの特徴を理解し、自社に合ったものを選びましょう。

① 完全無料型:掲載から採用までコストゼロ

掲載から採用決定まで、一切費用が発生しないタイプです。

採用コストを徹底的に抑えたい企業にとっては大きな魅力でしょう。応募者管理機能付きのサービスもあり、オンラインで採用活動を進めやすいのも利点です。

ただし、媒体の知名度によっては十分な応募が集まらない可能性も。複数のサービスを併用するなど、媒体選びと活用法が成功の鍵となります。

② 期間限定・機能限定無料型:まずは無料で試せる

お試し期間や一部の基本機能のみ無料で提供されるタイプです。

採用支援ツールや求人サイトによく見られます。このタイプの利点は、まず無料でサービスの使い勝手や効果を試し、自社のニーズに合うかを確認できる点です。無料プランで採用活動に慣れ、必要に応じて有料プランへの移行や機能拡張を検討するという、段階的な活用が可能です。

③ 成果報酬型:採用成功時に費用が発生

求人情報の掲載自体は無料ですが、応募獲得や採用決定といった成果が出た時点で費用が発生するのが成果報酬型です。

応募がなければ費用はかからないため、予算管理がしやすくリスクを抑えられる点が魅力です。一方で、採用人数が多くなると費用が想定以上にかさむ可能性もあります。計画的な利用を心がけ、応募者管理ツールの有無なども事前に確認しておくと安心です。

④ 自社採用サイト:自由度とブランディング効果

自社ウェブサイト内に採用ページを設ける方法も、長期的な無料掲載手段となります。

初期構築には費用と手間がかかりますが、一度作れば運用コストを抑えられ、デザインやコンテンツを自由に発信できるのが大きな利点です。企業独自の魅力を伝えやすく、ブランディングにも繋がります。SEO対策やSNSとの連携で、更なる集客効果も期待できるでしょう。

無料で求人掲載できる求人検索エンジン

求人検索エンジンは、インターネット上に公開されている多数の求人情報を集約し、求職者がキーワードや条件で一括検索できるプラットフォームです。企業が求人情報を掲載することで、自社のターゲット層に効率的にアプローチできます。

特に無料で掲載できるサービスは、コストを抑えながら広範囲の求職者にリーチしたい場合に有効です。

ただし、無料枠のみでは情報が埋もれる可能性もあるため、定期的な更新や魅力的な情報の作成が重要になります。より効果を高めたい場合は、有料オプションの利用も検討しましょう。

以下に、無料で求人掲載が可能な主要な求人検索エンジンの特徴をまとめました。

indeed

indeed

Indeedは、全世界で最も知名度が高い求人検索エンジンの一つです。日本国内でも多くの求職者と企業に利用されています。

無料掲載プランでも十分な露出が狙えますが、応募が集まりにくい場合は有料広告を併用する方法もあります。掲載内容を充実させるほど検索結果で上位表示されやすくなる傾向があるため、募集要項を詳しく記載すると効果が期待できます。

月間アクセス数 2,390万
無料掲載の可否 可能
課金オプション スポンサー求人(クリック課金)
強い業界・業種 多様な業界・業種の求人に対応
特徴 膨大な求人データベース、使いやすいインターフェース、オンライン面接や応募者追跡などの採用管理ツール 、無料の企業ページ作成機能 、スクリーニング質問やバーチャル面接機能
 

求人ボックス

求人ボックス

求人ボックスは国内発の求人検索エンジンで、月間利用者数が1,000万人を超えるといわれています。
無料で求人を掲載でき、管理画面もシンプルで操作がしやすいことが特徴です。
 
月間アクセス数 1,000万人以上
無料掲載の可否 可能
課金オプション クリック課金(クリック単価25円〜1,000円で設定可能)
強い業界・業種 多様な業界・業種の求人に対応
特徴 カカクコムが運営しているという信頼性、詳細な検索オプションや検索キーワードランキング

スタンバイ

スタンバイ

国内で利用者数が多い求人検索エンジンのひとつで、独自の検索アルゴリズムを活用し、様々な求人情報を集約しています。
詳しい募集要件や職場環境を記載することで、マッチ度の高い応募者を引き寄せることができます。
 
月間アクセス数 700万人以上
無料掲載の可否 可能
課金オプション クリック課金(クリック単価20円〜1,000円で設定可能)
強い業界・業種 多様な業界・業種の求人に対応
Yahoo! JAPANユーザーである主婦やシニア層へのアプローチに強い
特徴 Yahoo! JAPANの検索結果やYahoo!しごとカタログに優先的に表示、1,000万件を超える豊富な求人掲載数 、無料で掲載可能な点、クリック課金による柔軟な費用設定

Careerjet(キャリアジェット)

キャリアジェット  careerjet

Careerjetは海外を含む多数の求人情報を扱うグローバルな求人検索エンジンです。国内求人も幅広く掲載されているため、外資系や海外転職を考えている人材にもアプローチしやすい特徴があります。シンプルな入力項目で情報を登録でき、複数言語に対応している点も魅力です。
 
月間アクセス数 約80万人
無料掲載の可否 不可(独自クローリングで無料で表示さるものもある)
課金オプション クリック課金(クリック単価10円〜設定可能)
強い業界・業種 外国人材の集客や英語の求人など、グローバルな採用
金融、IT、エンジニアリング分野
特徴 世界90カ国以上でサービスを展開するグローバルなネットワーク、安価なクリック単価、ジョブアラート機能 、手動掲載とクローリングによる自動掲載

Googleしごと検索

Googleしごと検索

Googleしごと検索はGoogleの検索結果に直接求人情報を表示する機能で、自社サイトに構造化データを設定すれば無料で掲載が可能です。
求職者は検索エンジンから直接求人情報を閲覧できるため、企業にとっても応募までの導線が短くなる利点があります。
 
ただし、掲載するためにはHTMLタグや構造化データの設定が必要で、若干のウェブ知識が求められます。SEO効果と相まって多くの求職者にリーチできるのが大きな魅力です。
 
月間アクセス数 不明
無料掲載の可否 可能
課金オプション なし
強い業界・業種 多様な業界・業種の求人に対応
特徴 Googleの検索結果に無料で求人情報が表示される
構造化データマークアップやATS/CMSの利用が必要
 
 

無料で求人掲載できる求人サイト

求人サイトはジャンル特化型や地域特化型など多様な形態があり、求職者に対してダイレクトに企業情報を届けやすい点がメリットです。無料掲載プランを提供するサイトを活用することで、応募者の母集団を一気に拡大することも期待できます。有名サイトでは応募数が多くなる場合があるため、応募後の連絡体制やスクリーニングを整えておくとスムーズに採用まで進められます。
一方で、操作性や管理画面の使い勝手はサイトによって異なるため、社内の担当者が使いこなしやすいかどうかも選定基準に入れると良いでしょう。また、掲載内容を頻繁に更新してトレンドや時期に合わせたアピールを行うと、より多くの応募につなげやすくなります。

ハローワーク

国が運営する職業紹介所であるハローワークは、企業として情報登録し条件に合った求人票を作成することで無料掲載が可能です。地域性を重視した求職者が多く利用するため、地元での人材採用には非常に有効な方法となります。
 
窓口でのサポートやオンラインサービスも充実しており、初めて求人を出す企業にも利用しやすい環境が整っています。公共サービスならではの安心感と幅広い層へのリーチを期待できる点が強みです。
 

ジモティー

ジモティーは地域ごとの情報交換を目的とした掲示板サイトで、求人情報も無料で掲載できます。店舗スタッフや短期アルバイトなど地元志向の求人が集まりやすいため、すぐに近場から人を集めたい企業に向いています。
 
投稿はシンプルなステップで行え、気軽に始められるため小規模事業者にも適した手段といえます。掲示板スタイルのため、こまめに投稿内容を更新すると新たな読者に見てもらいやすくなるでしょう。
 

げんきワーク

げんきワークは、地域・職種を制限せずに求人の掲載が無料で行えるのが特徴のサイトです。シンプルな管理画面で扱いやすく、複雑な操作をしなくても短時間で求人情報を公開できます。
 
特に小規模から中規模の企業が活用しているケースが多く、フットワーク軽く募集を出したい時に便利です。掲載後にも自由に原稿を修正できるため、最新の求人条件に合わせて更新を繰り返すことで、多様な求職者へのアプローチが可能となります。
 

求人Free

求人Freeは、掲載から採用まで一切費用がかからない完全無料型の求人サイトとして知られています。全業種・全職種を対象とし、求人票の作成も簡単に行えるため、初めてオンラインで募集をかける企業にも取り組みやすいです。
 
一定期間で掲載が自動終了しないのも魅力で、長期的に人材を探し続けたい場合にも向いています。企業のPRポイントや採用条件をわかりやすく載せられるよう工夫すると、多様な求職者に興味を持ってもらいやすくなるでしょう。
 

無料で求人掲載できる採用支援ツール

求人票の簡単作成や応募管理を効率化してくれる採用支援ツールにも、無料プランを提供しているサービスがあります。
 
採用支援ツールでは応募者データの一元管理や面接スケジュールの調整が行いやすく、採用作業を効率化できます。無料プランから始められるサービスが多いため、必要に応じて有料機能を追加しながら段階的にレベルアップする運用もできます。求人媒体との連携機能を備えたツールもあり、1回の投稿で複数サイトに同時掲載できるといったメリットがあります。
 
掲載後の応募数や応募者の属性などを分析できるレポート機能を持つものもあり、より戦略的な採用活動を展開しやすくなります。特に複数の職種を同時募集している企業にとって、こうした管理ツールは時間や労力の削減につながるでしょう。無料版を試しながら自社に合った採用フローを確立していくのがおすすめです。

engage(エンゲージ)

engageは無料プランでも充実した機能が使える採用支援ツールで、大手求人媒体への同時掲載が可能です。シンプルな操作性と多彩なデザインテンプレートが用意されており、自社のブランディングに合わせて採用ページを作成するのも難しくありません。採用広報に力を入れたい企業にとっては、コストをかけずに大きなリーチを得られる魅力的な選択肢となっています。
 

Airワーク採用管理

Airワーク採用管理は、飲食や小売などの接客業からオフィスワークまで幅広い業種に対応した採用管理システムです。無料で基本機能を利用できるうえに、応募状況の可視化やスタッフが複数名で管理を分担できるなど、チームで採用を進める際にも便利です。必要に応じて有料の追加機能を導入することで、自社に合った最適な採用フローを構築できます。
 

採用係長

採用係長は無料プランでも、求人ページの作成と応募管理の基本機能を手軽に活用できるツールとして人気があります。デザインも豊富で、企業のイメージに合わせた求人票を発信しやすい点が魅力です。
 
さらに、応募者情報の一元管理やデータの蓄積を行い、採用状況を定量的に把握できるので、中長期的な採用計画にも役立ちます。中小企業から大企業まで幅広く導入事例があるため、まずは無料版を試してみるのも良い選択です。
 

無料で求人掲載できるその他の方法

求人サイトや検索エンジンだけでなく、SNSや自社のホームページも、費用を抑えながら多くの方に求人情報をお届けできる有効な手段となります。
 

SNS

Facebook、Twitter、InstagramなどのSNSは、短い文章や画像などで求人情報を手軽に発信できるため、幅広い層へのアプローチが可能です。費用をかけずにフォロワーの方々と繋がりを保ち、写真や動画を通じて職場の雰囲気を伝えることもできます。

もし社員の皆様にご協力いただければ、さらに多くの方に情報を届けることができるでしょう。SNS上でのやり取りやコメントを通じて、求職者の方々との距離を縮めることも有効な手段です。

自社の求人サイトを作る

長期的な採用戦略をお考えであれば、自社のホームページ内に採用ページを作成することで、情報発信のペースをコントロールすることができます。初期の制作コストはかかるものの、運用自体は無料で継続できるというメリットがあります。

ブランドイメージに合わせたデザインやコンテンツを掲載することで、求職者の方々に深く理解していただき、応募意欲を高めることが期待できます。Googleしごと検索に対応した設定を行うことで、さらに検索からの流入を増やすことも可能です。

無料の求人掲載で効果を出す方法

無料で求人掲載を行う場合でも、効果的に応募を集めるためには、いくつかの重要なポイントがあります。
ここでは、広告費をかけず人材確保を成功させるための方法を具体的に説明します。

ターゲットを明確にする

どのようなスキルや経験を持った人材を求めているのかを具体的にし、その人に響くような言葉を選んで求人票に書いていきます。

ターゲットが曖昧だと、応募者の質にもばらつきが出やすくなるため注意が必要です。職種や年齢層、エリアといった基本的な条件だけでなく、会社の雰囲気に合うのはどんな人材か、具体的な人物像を思い描くことが大切です。

SEOを意識した求人タイトルと内容にする

無料で掲載する場合でも、検索エンジンからの流入を意識することで、より多くの方の目に留まるチャンスが増えます。

募集職種や勤務地など、求職者の方がよく検索するキーワードを自然な形で盛り込みながら、文章全体を分かりやすく構成しましょう。ただし、キーワードを詰め込みすぎると読みにくくなってしまいますので、読みやすさと検索性のバランスを保つことがポイントです。

応募者が「ここで働きたい!」と思う求人にする

企業に魅力を感じてもらうためには、待遇や報酬だけでなく、職場の雰囲気や成長機会をアピールすることが効果的です。
従業員が感じるやりがいやキャリアアップの事例を具体的に示すと、求職者も働くイメージを持ちやすくなります。
唯一無二の自社の魅力を丁寧に伝えれば、他社と差をつけるきっかけになるでしょう。

複数の無料求人サイトを利用する

無料で使える求人媒体はたくさんあり、それぞれに特徴のあるユーザーが集まっています。そのため、一つのサイトだけでなく、複数のサービスを同時に利用することで、より多くの応募者にアプローチできます。

掲載のルールやフォーマットが異なる場合もありますが、それぞれの媒体で効果を測りながら、自社にとって最適な組み合わせを見つけていくことが重要です。

無料の求人掲載が向いている企業

すべての企業が無料求人掲載で十分な成果を得られるわけではありません。
 
ここでは無料求人掲載に比較的向いている企業の特徴をいくつかピックアップします。条件に当てはまるかどうかを確認し、自社に合った採用方針を検討する参考にしてください。

採用コストをできる限り抑えたい

広告予算を大幅にかけられないスタートアップや中小企業などにとって、無料掲載の選択肢は費用面で大きなメリットがあります。
固定費や成果報酬が発生しないサービスも多いため、採用活動の失敗リスクを低減できるのも利点です。
その代わり、人手で対応する業務が増えがちなので、適切な運用体制を整えましょう。

どの採用手法が向いているかまずは試したい

募集媒体や採用フローを模索中の企業は、無料で試せるサービスを活用して最適な組み合わせを探ることが可能です。
 
少額でも有料広告を出してしまうとコストが先行してしまい、比較検討しづらくなるおそれがあります。
無料プランで得られた応募データを分析しながら、本格的に有料プランや他の採用手段に切り替えていくと、効率的にPDCAを回せるでしょう。

採用を急いでいない

無料掲載は有料広告に比べ表示順位が低い場合も多く、応募が集まるまで時間を要することがあります。
そのため、即戦力を早く募集する必要がある企業にはやや不向きです。
 
一方で、長期的に広く募集をかけて少しずつ候補者を探したい企業には、無料媒体の利用がコストパフォーマンスの良い方法となります。
 

自社に十分な採用ノウハウ・求人運用リソースがある

無料サービスの活用には、新しい媒体に求人を登録する手間や応募者の連絡管理など、企業側で行う作業も増えがちです。
採用ノウハウや担当者のリソースがしっかり整備されていれば、こうした作業も効率的にこなせます。
 
応募者がどのサービス経由で来たのかを分析しながら、より効果の高い方法に集中するなどの戦略的運用も可能です。

まとめ

無料で求人を掲載できる方法は多岐にわたります。それぞれの特徴や企業の状況に合わせて最適な方法を複数活用することで、コストを抑えながらも効果的な採用活動を展開できるでしょう。
 
求人検索エンジン、求人サイト、採用支援ツール、SNSなど、無料で求人を掲載できるプラットフォームや仕組みは数多く存在します。
自社の採用目的や採用人数、ターゲットとなる人材の属性を見極めながら、最適な組み合わせを探ることがポイントです。
 
また、募集内容や採用状況を定期的に見直し、PDCAを回していくことで、無料枠であってもより大きな成果を生み出すことが可能です。
 
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