2021.09.06
PowerBIとSharePointオンラインの組み合わせが最強
今回は弊社でも運用しているPowerBIとSharePointオンラインを組み合わせたレポート作成について紹介します。
PowerBIとはMicrosoftが出しているセルフBIというツールで導入している会社も多いかと思います。
PowerBIの構成要素としてPowerBIデスクトップとPoweBIサービスがあり、前者はレポートを定義するためのツール、後者は定義されたレポートを公開するためのクラウドサービスの位置づけとなります。
PowerBIはデータ取り込み先としていろいろなデータソースに対応しているのですがPowerBIデスクトップとPowerBIサービスの対応しているデータソースに違いがあり、PowerBIデスクトップで定義したデータソースをPowerBIサービスで自動取り込みを行うとなるとかなり限られた選択肢となります。
弊社でもいろいろ試行錯誤して見ましたが唯一Sharepointオンラインのみがまともに運用可能でした。
でもこれが使用してみると非常に便利です。
使用例として複数のECショップを運営しているサイトを考えてみます。
複数のECショップ(自社サイト、楽天ショップ、Yahooショップ)を運営している場合受注データに関しては各サイトに溜まっておりこれをトータルで見たい場合には各サイトからCSVファイルをダウンロードして1つのファイルにするなどの操作が必要となります。しかもサイトによってデータのフォーマットが異なり、合わせるのも大変です。
PowerBIとSharepointオンラインを使用する場合は各サイトのAPIかSQLを使用してCSVを生成し、Sharepointオンラインにデータをあげるようにします。(自動アップロードに関して弊社ではPHPとPythonで実証を行っています)
あとはPowerBIでSharepointオンラインから自動的に取り込みを行う設定とします。(Freeバージョンで1日8回までスケジュール取り込みが可能です。手動ではいつでも可能)
PowerBIにはPowerQueryという強力なデータ変換機能がついており異なるフォーマットであってもフォーマットを合わせることはそれほど難しくありません。
しかもこの構成一度PowerBIデスクトップで定義してしまえばPowerBIサービスで常に最新のデータで定義されたレポートを確認することが可能。これまで面倒だった各サイトでのCSVダウンロードや変換作業が一切必要なくなります。
以下は弊社で作成したレポート例ですがこのようなレポートがリアルタイムで手に入ります。
費用も非常に安くPowerBIに関してはフリー。必要なのはSharepointオンラインのみで月額540円という破格な費用で運用できます。
みなさんもぜひお試しください。