今回は前回投稿した記事（AIがもたらす未来）で言及したベーシックインカムについて考察したいと思います。

ベーシックインカムは国民すべてに一律に現金を支給する制度のことで、現在様々な国で検討がなされています。

導入メリットとしては

・生活のために仕方なく低賃金で働くといったことがなくなり、いわゆるブラック企業や低賃金の職業などが淘汰され労働環境が改善される。

・生活不安が解消されることで、経済活動が促進され少子化対策にもつながる

反面デメリットとしては

・働かずとも生活できることで労働意欲の低下につながり労働供給力が低下する。

・莫大な財源が必要となるため財政破綻の可能性がある

となります。

ではデメリットが本当なのか見ていきます。

労働意欲の低下に関してですが果たして賃金だけを目的とした仕事をすることが本当にその人にとって幸福であるのかという議論に結びつきます。

少なくとも社会にとって必要な職業なのであれば生活のために仕方なく就かねばならないような環境であってはならないと思います。

だれもが嫌がる仕事を一部の人間に押し付けるような社会は健全とはいえません。

そういった職場がベーシックインカムを導入してもやりがいのあるような労働環境に改善されればより健全な社会につながっていくと思います。

また財源に関してですがこれは前回のAIによるゲームチェンジにより解消される問題かと思います。

少ない労働力でより高い成果物が得られるようになれば財源は大幅に増えると予想されます。

今後ベーシックインカムの導入ムードが高まることを期待しています。