求人応募率向上コラム

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 2022.10.10

「派遣の3年ルール」って?

派遣は働く人の希望や条件に合わせて仕事を選ぶことができる、自由度の高い働き方です。

正社員や契約社員は勤務先の企業と直接雇用契約を結びますが、人材派遣の場合は派遣会社と雇用契約を結びます。

ただし、派遣会社にスタッフ登録した段階では雇用契約は結ばれません。派遣先企業が決定し、仕事が始まる時点で雇用契約が発生し、派遣期間の終了とともに契約も終了します。

 

一般的に派遣の仕事は、3ヶ月ごとに契約を更新します。では契約更新を繰り返せばずっと働き続けることができるのかといえば、そうではありません。

派遣社員には期間制限があり、一人の派遣社員が派遣先企業の同じ部署で勤務できる期間は、3年が上限となります。いわゆる「派遣の3年ルール」です。

 

【派遣で3年を超えて働くには?】

基本的には3年の期限制限を超えて同じ仕事を継続することはできません。

そのまま派遣社員として働き続けるためには、いくつかの選択肢があります。

(1)派遣先と直接雇用契約を結ぶ

派遣先企業と本人の合意があれば、派遣先でそのまま直接雇用に切り替えることが可能です。以降は派遣社員ではなく社員として同じ職場で働くことになります。

派遣先の人間関係や社風になじんで「このままここで働きたい」と考えるようになった人や、もともと「将来的に社員になりたい」と考えていた人にとっては、

ハッピーな転機となるのではないでしょうか。

(2)派遣先の別の部署で働く

一人の派遣社員が派遣先企業の「同じ部署」で勤務できる期間は3年が上限ですが、その後も「異なる部署(課単位)」であれば勤務することができます。そのため、派遣のニーズがあれば部署を変えて同じ派遣先で働くという選択も可能です。仕事内容は変わりますが、いろんな業務を経験したい人にとってはチャンスです。ただし、3年ルールのカウントは再び始まります。

(3)別の派遣先企業を紹介してもらう

事前に派遣会社の担当者に相談し、次の派遣先を決めておけば、3年が経過した後もブランクなく働き続けることができます。

派遣社員の立場をキープしながらキャリアを積んでいきたい人は、こちらを選ぶことが多いでしょう。

いかがでしょうか。

派遣期間は3年までと聞くと、なんとなくネガティブに捉えてしまうかもしれませんが、実は3年ルールは派遣で働く人の雇用の安定やキャリアアップを促し、よりよい働き方を実現するためのルールなのです。

上記以外には、「常用型派遣(無期雇用派遣)」として働く選択肢もあります。

常用型派遣は、一般の派遣(登録型派遣)と異なり、あらかじめ派遣会社と雇用契約(無期雇用)を結ぶスタイルです。派遣先企業での就業期間が終了しても、派遣会社との雇用契約は継続するので、原則、給与または休業手当が支払われます。

働き方は多様化しています。自分の雇用契約条件や契約期間について理解し、主体的にキャリアを決定していくことが大切です。

 

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