求人応募率向上コラム

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 2023.06.05

派遣社員に求められるスキルって?

今回は派遣社員に求められるスキルについて職種毎にご紹介させていただきます。

1.【製造系編】

製造系のお仕事は、ものづくりに関わる業務で、工場、もしくは倉庫、物流センターが派遣先になります。

食品から衣料、医薬品、電子機器、自動車など、製造業界のジャンルは多彩。派遣というワークスタイルであれば、自分の興味のあるジャンルのものづくりに携わることができます。

またものづくりに関連して、保管・仕分け・梱包・発送などの業務が発生することもあります。これらは「軽作業」「物流」といった業務などに分類されることもありますが、大きくは製造系のお仕事です。

製造系のお仕事に従事するには、どんなスキルが求められるでしょうか。

■製造業務なら―

工場で製造工程に携わるお仕事です。具体的には、資材の搬入・搬出、機械のオペレーション、製品の組み立て、加工、検査・検品など、さまざまな業務に分けられます。「ものづくりが好き」「体を動かすのが好き」ということが最低限のスキル、資質として求められます。

経験を問わない作業から、熟練した技能が必要な職人仕事まで、求められるスキルはさまざまです。

資格であれば溶接、フォークリフト、玉掛け、クレーン、危険物取扱者などの資格があれば歓迎されます。

■生産管理業務なら―

実際に製造に携わるスタッフに指示を出し、生産計画に基づいて製品がきちんと出荷できるよう体制を管理するのが生産管理の仕事です。具体的には在庫管理、原材料の調達、関係部門・業者との調整、納期管理などの業務に携わります。現場で経験を積んでから生産管理業務に就くことが多いようです。

スキル面では、工程全体を把握して適切な指示を出せる専門知識や、職場でより良い人間関係を築くコミュニケーションスキルが求められます。

■軽作業なら―

軽作業は製品の仕分け、検品、梱包、ピッキング、ラベル貼りなどの作業全般を指します。

「軽」という文字がついている通り、比較的単純で平易な作業が多いので、特別なスキルや資格がなくても就業しやすい仕事です。ただしコツコツと行う仕事なので、根気や集中力は必要です。

■物流業務なら―

製品の「保管」「包装」「物流加工」「輸配送」に関わる業務です。

軽作業と重複する部分もありますが、力仕事があったり、フォークリフト免許やトラックを運転するための大型免許が必須だったりと、スキル面での難易度はやや高めです。

以上のように、製造系のお仕事はスキルを問わないものもありますが、高時給をねらうのであれば免許や資格を取得しておくといいでしょう。働きながら上位の資格を取得すれば、将来の安定的な就業に役立ちます。

資格取得をサポートしてくれる派遣会社も多いので、積極的にチャレンジしましょう。

2.【オフィスワーク編】

求人情報をチェックしていると「オフィスワーク」というワードをよく見かけます。

オフィスワークは、工場や店舗ではなくオフィスで行う仕事で、派遣業界ではオフィスワーク=事務職を指すことがほとんどです。

立ち仕事や外回りの仕事ではないので体力的な負担が少ない、営業や販売のような数字のプレッシャーがない、比較的簡単なルーティンワークが中心といったことから、女性を中心に人気が高い派遣ワークの代表です。

オフィスワークに従事するには、どんな最低限どんなスキルが求められるでしょうか。

■一般事務・営業事務なら―

部署内のサポート業務を中心に、電話・来客応対、資料作成など幅広い業務を担う「一般事務」は、未経験OKの案件が多い職種で、比較的就業しやすい状況です。

ただし、その職種の経験は問われなくても、基本的なPC操作スキルや電話応対スキル、正しい敬語づかいなど、最低限のビジネスマナーは求められます。社会人経験が浅い人やブランクがあって不安という人は、派遣会社が実施する研修を利用しましょう。

「営業事務」は、営業スタッフが円滑に営業活動を行えるよう、資料や見積書の作成、受発注管理などのサポートを行う仕事で、派遣のニーズが高い職種のひとつです。

一般事務同様、未経験でも歓迎されますが、お客様と直接やりとりすることもあるので、スキル面ではしっかりしたビジネスマナーと臨機応変の対応力が望まれます。

一般事務・営業事務は、どんな業界、どんな会社でも発生する仕事です。派遣で複数の派遣先を経験することで、実務面でもコミュニケーション能力の面でも継続してスキルアップできます。

時給アップとモチベーションアップをめざし、MOS(Microsoft Office Specialist)の資格を取得するのもいいでしょう。

■専門事務なら―

専門性をあまり求められない事務がある一方で、ハイスキルが求められる「専門事務」もあります。

未経験OKの仕事は少なめで、実務経験や資格が必須とされることが多いです。

「英文事務」は、英文資料の作成や簡単な翻訳、英語による電話応対などを含む事務全般の仕事です。業務内容自体は一般事務とほぼ同じですが、ビジネスで通じる語学力が求められます。

TOEICの点数で評価されることも多いので、積極的に挑戦しましょう。派遣の仕事で有利と考えられるスコアは600点以上です。

「貿易事務」は、輸出入に携わる専門的な業務を行います。英文事務と同じく語学力も必要ですが、加えて商品・業界・取引国などに関する知識や経験が評価されます。

「経理・財務」は、仕訳から決算書まで、あるいは財務分析までを担います。システムに入力するだけなので未経験OKというケースもありますが、簿記の資格があると歓迎されます。派遣の求人では「日商簿記2級以上」が求められるケースが多いです。

専門事務の場合、スキル不足だと選べる仕事は限られます。実務や資格へのチャレンジを通じて継続的にステップアップしていきましょう。

3.【販売・サービス編】

販売・サービスは、人と接すること、話すことが好きという方にぴったりのお仕事で、未経験でもOKの案件が多いのが魅力です。同じ職場に複数の派遣スタッフが働いていることが多いので、仲間がいる安心感もあります。

販売・サービスにはさまざまな職場や業務がありますが、それぞれどんなスキルが求められるのでしょうか。

■店舗での接客・販売なら―

百貨店・量販店・ブランドショップなどの店頭で、来店されたお客様に商品案内を行い、購入を促すお仕事です。商品のディスプレイや管理、顧客管理、DMの作成などを任されることもあります。近年は携帯ショップで派遣のニーズが高まっています。

求められる基本的なスキルは、気持ちの良い接客を行うためのビジネスマナー&コミュニケーション能力です。その上で、お店で扱う商品に関する知識を学んでいきます。

アパレルやインテリア関連のお店で働く場合は、トレンドに関する知識やセンスがモノを言います。「ファッション販売能力検定」「ファッションビジネス能力検定」「カラーコーディネーター」など関連する資格があれば、実力を証明できます。

■受付・コンシェルジュ業務なら―

ホテルのフロント業務や、医療・介護・ヘルスケア分野のメディカルコンシェルジュ、ショールームや商業施設の受付など、お客様を案内したり、サポートしたりする業務です。

特に資格は求められませんが、相手に好印象を持ってもらえるマナーや、臨機応変に対応するコミュニケーション力が求められます。いわゆる「おもてなし」のスキルです。

最近は英語での対応を求められるケースも増えているので、語学スキルがあれば、貴重な人材として活躍できます。

■窓口業務なら―

接客・販売業務と共通することが多いですが、金融関連や各種スクールのカウンターでの接客を窓口業務といいます。申込の受付や商品・サービスの説明、クレーム対応、顧客の管理などを行います。

PCを使う業務が多いので、Word、Excel、PowerPointといったOfficeソフトの操作スキルをはかる「MOS」や「日商PC検定」の資格を持っていると強みになります。

扱う商品・サービスによって専門知識が必要な場合もありますが、就業後の研修や実務を通して学ぶことができます。

販売・サービスは、人と接すること、話すことが好きという方にぴったりの仕事で、未経験からでもチャレンジしやすい職種です。

一方でスキルアップは難しいのでは?と思われがちですが、実は人と接する経験そのものが大いに役立ちます。特に販売や接客から営業職にキャリアチェンジして活躍している人は少なくありません。

4.【医療・福祉編】

高齢化社会が進む日本では、医療・福祉系のお仕事のニーズは人材派遣を含めて増すばかり。医療や福祉の現場は24時間365日体制なので、勤務時間や休日などを自分の希望条件に合わせて柔軟に働けますし、年齢に関係なく長く活躍できます。

医療・福祉分野にはどんな職種があり、それぞれどんなスキルが求められるのでしょうか。

■介護業務

介護施設で、要介護者の身体介護をはじめ、食事・入浴・排泄など日常生活全般のサポートを行います。家庭を訪問して介護を行うホームヘルパーのお仕事もあります。いずれにしろ、要介護者やそのご家族と信頼関係を築くため、ヒューマンスキルが重視されます。

「介護福祉士」「社会福祉士」「ケアマネージャー」「ヘルパー」などの資格を持っていれば、時給に反映されますし、資格がなくても採用してもらえる求人もたくさんあります。派遣の介護職として働くことで、資格取得に必要な実務経験を積むこともできますし、資格取得にかかる費用を負担してくれる派遣会社もあります。

■医療事務

クリニックや病院で、患者受付、診療費の計算と会計業務、カルテ管理、診療報酬請求明細書を作成し医師会・健保組合等に提出するレセプト業務などを担当します。

資格や経験がなくてもOKの場合もありますが、「診療情報管理士」「医療事務技能審査(メディカルクラーク)」などの資格を持っていると優遇されます。

■保育士

都心部では、待機児童の増加が社会問題となっていますが、その原因のひとつが保育士不足です。

最近は、自身の出産・育児でお休みした保育士の仕事に、派遣社員として再チャレンジする女性も多いです。最近は男性保育士も歓迎されています。

派遣の保育士の場合、正職員の保育士のサポート業務を行うことが多くなります。また正職員に比べると保護者対応や事務作業などの業務が少ないので、プライベートと両立しやすいです。

保育士資格が必須という求人だけでなく、資格を持っていないけれど子育て経験を活かしたい方、保育士資格取得を目指して今勉強中という方がチャレンジできる派遣先もあります。

ちなみに、医療・福祉業界では、医師、歯科医師、薬剤師の調剤、保健婦、助産婦、看護師・准看護師、栄養士などの業務は、労働者派遣法で原則派遣が禁止されています。

ただし「紹介予定派遣」の場合は可能などの例外もあるので、資格を活かして働きたい方は、派遣会社のコーディネーターに相談するといいでしょう。

 

各職種に必要なスキルを一部ご紹介させていただきました。

参考にしていただき新たな仕事にチャレンジして、スキルや可能性を広げていきましょう!

お仕事をお探しの方は、ぜひご参考になれば幸いです♪

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