2024.04.15
企業にとっての派遣のメリット、デメリット
派遣社員の採用は、企業にとって様々なメリットとデメリットがあります。「派遣」にもいろいろな雇用形態がありますが、今回は一般派遣社員を採用する際のメリットとデメリットをまとめました。
派遣社員を採用するメリット4つ
派遣社員を採用することには、以下のようなメリットがあります。
まず、1つ目は労務コストが削減される点です。派遣会社が社会保険や雇用保険、給与計算などの労務関連業務を担当するため、企業はこれらの業務に時間を費やす必要がありません。
2つ目はマネジメントの負担も軽減されます。派遣社員とは、派遣会社を介してコミュニケーションを取ることで、間接的に伝えづらい要望もワンクッション挟んで伝えることができます。
3つ目は企業のニーズに応じて適切なスキルを持った派遣社員が派遣されます。派遣会社が派遣社員の経歴やスキル、希望条件の聞き取りをして、企業と派遣社員をマッチングしてくれるので安心してお任せできます。
4つ目は派遣社員の実際の働きぶりを見て、優秀な人材を双方の同意のもと正社員として雇用することも可能です。先に確認できるのは企業にとっても、派遣社員にとっても心に余裕をもって採用を考えられます。
派遣社員を採用するデメリット2つ
一方で、派遣社員採用には以下のようなデメリットも考えられます。
1つ目、派遣契約は原則として最長3年とされており、長期的なポジションに対しては人材の入れ替えが必要になる可能性があります。
ただし、近年では企業による正社員の平均勤続年数が3年から5年と、短くなってきているため、派遣社員から生じるコストが必ずしも大きいとは言えないかもしれません。
2つ目は、派遣先企業が面接を行うことは禁止されており、複数の候補者から選びたい場合には不向きです。
そのため、派遣会社の担当者とのコミュニケーションが非常に大切になります。相性の良い担当者と、希望する派遣社員の特徴をしっかり共有しましょう。
まとめ
派遣社員を採用することで、企業は毎日の定型業務を派遣社員に任せることができます。そのため、正社員は他の突発的な対応や業務の改善に注力できます。また、専門的なスキルを必要とする業務に適切な派遣社員を雇用することで、さらに会社を発展させることができるでしょう。
ぜひ、適材適所で派遣社員を採用してください。