2023.07.03
派遣と正社員、福利厚生に差はあるの?
派遣という働き方に関して、なんとなく不安に感じてしまう人は一定数います。
でもそれは本当に「なんとなく」です。
特に「なんとなく福利厚生が弱い気がする…」というイメージがあるようですが、実際のところ派遣はそんなにマイナスな働き方ではありません。
福利厚生は雇用契約を結ぶ企業から受けます。なので派遣の場合は、雇用主である派遣元が福利厚生制度を準備しています。
最近は社会保険や有休、産休などの法定福利厚生はもちろん、それ以外の福利厚生が充実している派遣企業が増えています。
ここでは派遣社員の福利厚生についてしっかりと説明します!
【そもそも福利厚生とは】
福利厚生とは、企業が従業員に対して通常の賃金の他に支給するサービスで、「法定福利厚生」と「法定外福利厚生」の2種類があります。
「法定福利厚生」は、その名の通り、法律で義務化されている福利厚生制度です。
具体的には、社会保険(健康保険、介護保険、厚生年金保険など)や、労働保険(雇用保険、労災保険)があり、保険料や掛金の一定割合を企業が負担する仕組みになっています。
派遣として働く場合でも、一定の条件を満たせば派遣会社の社会保険や労働保険に加入することになります。
ちなみに、産休・育休、年次有給休暇などは法律で定められた「法定休暇」です。こちらも派遣、正社員、パートといった働き方に関わらず取得できる、労働者の権利です。上手に活用して、プライベートと仕事を両立しましょう。
「法定外福利厚生」は、企業が独自に決めて提供するものです。
具体的な内容を見ると、住宅手当や社宅などの住宅関連のサポート、社員食堂の運営やフリードリンクなど食関連のサポート、法定外の健康診断や各種ヘルスケアなどの健康関連のサポート、慶弔見舞金制度などバリエーションに富んでいます。
ここは派遣会社によって特徴が出るところです。ジョブリンクの派遣求人情報を見ていただければ分かるように、福利厚生が充実した仕事が多数掲載されています!
【「同一労働同一賃金」が中小企業にも適用に】
2021年4月1日から「同一労働同一賃金」の取り組みが中小企業にも適用されました。
これにより、派遣社員の賃金や待遇は「派遣先の会社で同じ仕事をしている正社員と、同じ待遇にしなければならない」と定められました。
賃金だけでなく、スキルアップのための研修や、社員食堂や休憩室などの福利厚生についても、派遣先の正規雇用者との均等・均衡が確保されます。
法律の話になるとちょっと難しい気がしますが、覚えておいていただきたいのは、有休が付与され、育児休業・介護休業を取得でき、社会保険に加入するという点は、正社員であっても派遣社員であっても変わらないということです。
今の時代、福利厚生や社会保障の面からみても、派遣社員は安心して働けるワークスタイルなのです!
お仕事をお探しの方は、ぜひご参考になれば幸いです♪